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第二の先導犬を発掘せよ!!!

みなさんは福岡ソフトバンクホークスのファンですか?私は熱烈なファンで、歩いて試合を見に行けるように、かなり無理をしてPayPayドーム近くのマンションを買ってしまったぐらいです。妻にめっちゃ怒られましたが、今では、妻のほうが私以上のホークスファンになってます(笑)

2014年から2020年までの7年間のうち6回も日本一になったホークスですが、うまくいかない時もある。今年がそうですね。歴史に残る大連敗をしました。勝負事ですから、こんな時もあります。苦境の時こそ応援するのが本当のファンです。

そして、苦境の時にこそ、現れてほしいのがニューフェース。新たな星です。

(写真はまだ、ヤフードームという名前だったころ。右の建物はホークスタウンです。このあたりも随分変わりました。愛犬も若かった!(^^)! )

現在のホークス打線の中心は、もちろん柳田です。今年は絶好調で、三冠王の可能性もありますね。私が思うに、去年までは、柳田の前後で活躍する「絶対的な二番手」がいなかった。なので、柳田も責任というプレッシャーがあったでしょう。しかし今年は、近藤が入ってきた。これはとても大きいと思います。

柳田にとっては「俺がだめでも近藤が打ってくれる」と、無駄な力が抜けるので、成績も上がる。近藤が加入したことで、柳田はずいぶん楽になったと思います。柳田だって人間です。周りが打てないなら、なんとか主砲の自分が打たないと、と力が入り、結果的に凡退する。それが、去年、一昨年と、ホークスが優勝できなかった要因の一つではないかと、私は思っています。

もちろん、中村、今宮、牧原、栗原らもいい選手ですが、相手投手からすると、近藤―柳田と2人の強打者が続くのは嫌だろうなあと思います。近藤の正確なバッティング。がまんして四球を選ぶ選球眼と忍耐力。ここぞというときにスタンドに打ち込む長打力もある。

単に好打者が一人加わったということではありません。相手投手からすれば、やばいときは柳田を敬遠して、他の打者と勝負すればよかった。だけど今年は近藤が出塁する率が高いので、柳田を敬遠することが難しい局面が増えた。しかたなく勝負すると、ガツンと一発食らう。

あるいは、「次は柳田だから、なんとか近藤を打ち取らないとやばい」という投手の心理が手元を狂わせ、近藤、柳田に連打を浴びる。相乗効果で、周りの打者もがんがん打てるようになる。負けていても、きっと逆転してくれる。

今は暗いトンネルにいますが、そのうち強いホークスが戻ってくると信じています。

何が言いたいか。それは「サブリーダーがいると、チームは活性化する」ということです。

打線でいえば、柳田以外に、近藤という強力なサブリーダーが加わった。「第二の柱」ができたわけです。

つまり、組織においては、才能あるリーダーが必要だけど、いつでもリーダーの代わりが務まるほどの才能を持ったサブリーダーも必要!ということです。

作家になる前の私はサラリーマンでした。ある時、会社が新しい部を立ち上げることに。時代の先端を行くIT部門です。私は昔から自分でパソコンを組み立てたり、通信したりする根暗オタクだったので(違うって)、白羽の矢が立ちました。いきなり、新しい部の部長になったのです。

その時の私は、不安でいっぱいでした。趣味の世界ならいい。しかし、ビジネスの世界となると話は違う。大きな責任が伴います。「部長」を引き受けるべきか、断るべきか。悩みました。しかし、この会社が生き延びるにはITに進出するしかない。そう思って引き受けました。

ここで問題が出てきます。サブリーダーを誰にするかという問題。役職でいえば、部長の下の「部次長」を誰にするのか、という人事です。

社長は「お前に任せる」というので、いろんな人物をピックアップしました。そして「部次長」に決めたのがA氏でした。社長も、他の役員たちもびっくりしました。

「大丈夫か。うまくやっていけるか」。そんな声ばかり。

無理もありません。A氏は私より年上、つまり先輩だったからです。

サラリーマンの世界を知る人は納得できるでしょう。そうでない世界で生きてきた人は意味がわからないかもしれません。

少し前の日本の会社は、おおむね年功序列だったんです。入社年次が早いものが上司になる。その下に後輩がつく。才能はあまり関係なく、年上が上役になる。そういう人事のほうが、人間関係がうまく回り、仕事もうまくいったんです。

IT戦略推進の新しい部署で、年下が部長で、年上が部次長。このアンバランス。

「部次長が、むくれてしまうんじゃないか」「部長だって、年上の部下を持つのはやりにくいだろう」という声とは裏腹に、私たちの組織は次々にユニークなプランを生みだし、実行していきました。成果を上げたのです。

ITは日進月歩、というより、秒進分歩、です。とても私一人では全体を指揮できません。しかし、先輩である部次長が、実によくがんばってくれた。うまく回ったのです。ひと言でいえば、新しい部署は、優れた「二番手」がいたから、成功したわけです。👨👨👨

さて、今回も前置きが超長くなりましたが、南極の犬たちの物語を続けましょう。

第1次越冬隊が南極に到着した時、北海道から連れてきたカラフト犬は、オスが20頭、メスが2頭(1頭は子犬)でした。総勢22頭。

しかし、日本から南極まで1万4千キロを船で移動する間に、オス2頭、メスの子犬1頭が負傷したり、体調を崩してしまい、とても南極で活動させることはできなくなりました。

オス犬のトムと札幌のモクは、航海中に徐々に体調不良となり、「厳しい南極で、犬ぞりを引かせるのは残酷というものだろう」と言う判断になったのです。

メスの子犬ミネは、南極に向かう途中の宗谷船内で、階段から転落して重傷を負いました。ミネには、適齢期が来たら、オス犬の中からお婿さんを選び、南極で赤ちゃんを産ませようという計画があったのですが、こちらも断念せざるをえなくなりました。

トムと札幌のモクは、他のオス犬たちと一緒に厳しい訓練に耐え、選ばれた2頭だったのですが、南極で犬ぞりを引くことなく、そのまま宗谷で帰国することになりました。もちろん、重傷のミネも一緒です。

1957年2月。第1次越冬隊の南極観測拠点である「昭和基地」が完成。11人の越冬隊員を南極に残して、「宗谷」は帰国の途につきました。

現在と違って、1年後、果たして1次越冬隊が生きているかどうかもわからない。そんなリスクを抱えながら、11人は氷の岸壁で大きく手を振ります。

日本に戻る南極観測隊員たち(彼らは、南極における夏の間、おおむね12月から翌年の2月まで南極に滞在し、物資輸送や建物建設、短期の観測業務などを行うので「夏隊」と呼ばれました)は、もう二度と会えないかもしれないと思うと、思わず大きな声が出ます。

「おーい、がんばれよ~」「立派な成果を上げて、日本の力を見せてやれ~」

励ましの言葉には、だんだん嗚咽がまじり、宗谷の船上には男泣きする姿もありました。

これが今生の別れになるかもしれない。今では安全がきちんと確保されていますが、当時は、ほとんど冒険のようなものです。なにかあっても、助けに行くことはできない。1万4000キロも離れているのですから、救援は間に合わない。

犬たちはどうだったのでしょうか。

南極の残ることになった18頭のオス犬と、1頭のメス犬は、去っていく宗谷をどんな思いで見つめていたのでしょう。

宗谷の甲板では、せっかく南極に来たのに活躍する場を与えられなかった3頭が、氷雪に並ぶ仲間の11頭を見下ろしていたでしょうか。

そのあたりの記録は残っていませんが、私は想像します。日本に帰る3頭は、きっと、

「お~い、みんな、元気で頑張れよ。しっかりソリを引いて、カラフト犬の力を見せてやれ。そして、みんな、数年後には元気で日本に戻ってくるんだぞ~」

そんな思いを込めて、「ウオ~ン」と大きく吠えたのではないか。そう思いたいです。

さて、南極での犬ぞり隊の活躍が始まりました。18頭のオス犬は個性があります。

まず、リーダーシップがあるリキ。先導犬として、最も重要なポジションにいます。

もう一頭の先導犬、テツ。しかし、別の機会に書きますが、テツは死んでしまいます。

第3の先導犬、紋別のクマ。実は北海道での訓練では、最も指示通りに走るので、隊員たちは大いに期待していたのですが、南極に来てまったく自信を失っていました。

これら3頭の先導犬に万一のことがあった場合に備えて、「先導犬候補」も2頭いました。南極では何があるかわからない。先導犬3頭とも失ってしまうかもしれないのです。いわば「二番手」を用意したのです。

その一頭がアカでした。しかしアカは、先導能力はあるのですが、他の犬と仲が悪い。信頼感がないと、犬ぞり全体がスムーズに走れません。

そして、もう一頭がベックでした。しかしベックは南極に来て体調が一気に悪くなり、とうとう死んでしまいました。各国の越冬基地から「弔電」が届きました。同時に「なぜ死んだのか。解剖して情報を公開してほしい」という要望が相次ぎました。どの国の基地にとっても、犬は移動するための戦力であり、死因を知ることは重要だったのです。

「うわあ、これはひどい!」。ベックを解剖した医師は驚きました。なんと、ベックの膀胱は完全に破裂していました。おそらく、想像を絶する痛みがベックを襲ったことでしょう。しかし犬は話すことができない。「膀胱が痛くてたまりません」と言えない。だから痛みをずっと我慢していたのでしょう。そして、仲間たちが遠征から帰ってきたのを確認し、安心したように永遠の眠りについたのです。

犬係だった北村隊員は「昭和基地には獣医がいない。もし獣医がいたらベックは救えたかもしれない」と思いました。その一方で、地球物理学者である自分に、犬の健康をチェックする基礎知識すらないことが歯がゆくてたまらなかったそうです。

第1次越冬隊にとって、リキを除いた先導犬、そして先導候補犬があまり役に立ちそうにないのは、大きな誤算でした。

50キロや100キロ程度の調査遠征であれば、リキ1頭でもなんとかなります。その程度の距離なら1頭の先導犬でもやり切れる。しかしそれでは、昭和基地周辺の調査だけに終わり、大きな成果を出せません。

特に、最大の目標であるボツンヌーテン山の調査は、往復で500キロもあります。しかも、平坦な凍った海氷面であれば、天候次第ではスイスイ走れるけれど、ボツンヌーテン探査は南極大陸本体に上陸するのです。

大陸は分厚い氷がそびえ、雪が降り積もり、進むのが困難な急坂や険しいエリアが待ち受けています。特にサラサラの柔らかな雪が積もっている場所は、あたかも雪穴を掘りながら進むような感じで、とてつもない体力を使います。

長距離。困難が待ち受ける大陸の構造。それを考えると、リキ一頭では絶対に到達できない。なんとしても、「第二の先導犬」が必要です。

さあ、どうする越冬隊。

ここで、疑問を感じる人もいるでしょう。

「先導犬って、要するに犬ぞりの先頭に立って走るだけでしょ。操縦するのは人間なんだから、体力があれば、どの犬でもできるんじゃないの?」

確かに犬ぞりを操るのは人間です。4つの命令語を使います。「トゥ」(動け、進め)、「ブラーイ」(止まれ)、「カイ」(右へ行け)。「チョイ」(左に行け)。

特に「トゥ」と「ブラーイ」は重要。前方に崖があるとか危険な場合は、迅速に停止しなければならないので「ブラーイ」が重要なのはお判りいただけるでしょう。

では「トゥ」はなぜ重要か。前に行ける状態なら、そのまま進ませればいいじゃないか、と思うでしょう。ところが、難所が多い南極では、進もうとしてもなかなか進めない場所があるんです。例えば雪が積もった上り坂。ここを突破する時は、一気に行かなければなりません。しかし犬にとっても、雪の上り坂はつらい。自分たちの体で積もった雪を押しのけるようにしながら進む。

しかも、足元の雪は固く氷のようになっているので滑りやすい。犬たちの力強い脚が生み出す推進力が空回りする時がある。そうすると、ちゃんと進んでいる犬と、滑ってしまった犬が出て、力のバランスが崩れる。途中で止まってしまったり、下手をするとソリが横転してしまうのです。

犬たちだって体力の限界が近づいている。でも、あと少し登り切らないと、大事故になることもある。そういう場合は心を鬼にして「トゥ!」と命令しなければならないわけです。

この命令を瞬時に聞き分け、実行する力。これは体力の問題ではなく、理解力の問題なのです。もともと持っている理解力に、厳しい訓練で磨きがかかると、先導犬に導かれる犬ぞり隊は素晴らしいスピードと安定感で走る。

しかし、あまり能力が高くない犬、あるいは、能力はあるのだが十分な訓練を受けていない犬を先導犬のポジションに配置すると、犬ぞり隊のリズムは壊れ、速くなったり遅くなったり、右に蛇行、左に蛇行で、安定しない。

F1レーサーが運転すればレーシングカーはものすごいスピードで走る。しかしもし免許取りたての人が運転したらすぐにぶつけてしまうでしょう。

だから、どうしてもリキに次ぐ、「第二のエース」的な先導犬を見つけなければならない。あれこれ話し合いが続けられましたが、結局、

「長距離を先導しなくてもいい。リキを休ませることができる程度でいいから、まっすぐ走ってくれれば、少々能力が低くてもいいでしょう」

「よし、とにかく、他の犬を全部テストしよう。まっすぐ走るテストだ」

ということに。

こうして「第二の先導犬を発掘せよ」プロジェクトが南極で始まりました。

現時点での犬たちの評価をもう一度整理すると、次のとおりです。

●リキ➡先導犬の絶対的エース。

●テツ➡先導犬失格。のちに死亡。

●紋別のクマ➡先導犬失格。南極に来て大スランプ。自信喪失で使えない。

●アカ➡先導犬候補だが失格。協調性がなく仲間の信頼を得られない。

●ベック➡同じく先導犬候補だったが、膀胱破裂で死亡。

残っているのは、メスのシロ子(メスはソリは引きません)を除くと、13頭です。

この中で、テストをするまでもなく、失格の犬がいます。

●タロとジロ。まだ1歳で、才能も経験もない。

●デリー、ジャック、ぺス、ポチ、クロ。この5頭は性格が大人しく、「俺についてこい」といった行動はしない。先頭に立つと、びびってしまいます。

●風連のクマとヒップのクマ。パワフルで根性があるが唯我独尊。

消去法で行くと、「第二の先導犬」になれる可能性があるのは、アンコ、モク、ゴロ、シロの4頭です。果たして救世主は現れるのか?

アンコは、リキにとてもなついていました。リキはどの犬にも公平に接していました。アンコはそのリキを父のように、兄のように慕っていたのでしょう。優しい犬でした。しかし先導犬の役割は重かった。どうしても依頼心が強いので、いざ自分が全体を引っ張るという立場につかせると、尻尾が垂れ下がり、怖気づいてしまいました。デリーたち同様、性格的に無理だったのです。

モクはとても毛が長い犬で、目が隠れてしまうほど。表情が読み取りにくいのですが、人間に対してはとても従順で、その名の通り、いつもモクモクとソリを引いていました。従順ということは基本的にはよいのですが、自分で判断して行動することができません。たとえば前方に障害物がある。ところが操縦する人間が気付いていない。そういう時、リキであれば命令がなくても右か左に旋回して衝突を避けます。しかし命令を待つだけのモクにそこまで期待するのは酷でした。

ゴロは、普段は中盤に位置して、陰ひなたなく一生懸命ソリを引く犬でした。一番の大食いだったので体も比較的大きく期待できました。足腰が強いことはまっすぐ走るという点でマイナスにはならないはずだからです。しかしゴロは好奇心が強く、先頭を走らせるとあちこち目移りするのか、なかなかまっすぐ走ってくれない。「だめだこりゃ」となり失格です。

越冬隊は焦っていました。残っているのはシロだけです。まだ二歳ですが、タロやジロに比べればたくましく、力もあり、しかも人間に従順。身体能力と従順性は合格です。あとは、方向感覚と直進性。ある目標を定め、その方向に一直線で走れるかどうか。それが最大の問題です。

先導犬の位置にシロを配置しました。その後ろにベテランの猛者をずらりと並べます。なんだか不穏な空気が。たぶんこういうことです。

「おいおい、そこはリキさんの場所だろ。百歩譲っても、テツさんや紋別のクマさんが立つ場所だ。若造のお前が立つ位置じゃないだろうが」。そんな感じ?(笑)

早速テスト開始。犬ぞり隊のはるか先に、北村隊員が立ちます。ヨーイドンで北村さんが走り出し、それを犬ぞり隊が追う。北村さんはまっすぐ走ります。その北村さんをまっすぐ追いかけることができれば、シロは直線的に走ることができる、ということになります。

ところが、最初のうちはいいが、そのうち足並みが乱れてくる。しかし、何度も繰り返しているうちに、まっすぐ走れる距離が伸びてきた。北村さんはこう分析しました。

「シロは、先導犬の位置で訓練するうちに、まっすぐ走る能力を身に着けてきた」

それだけでなく、後方でぶつくさ言っていたに違いないベテラン犬の、シロに対する評価が変わってきたのではないか。

「おい。あのシロって若造、なかなかやるじゃないか」

「リキさんが疲れたら、第二の先導犬として交代しても大丈夫みたいだな」

てな感じの会話が交わされたのかどうかわかりませんが、とにかく、ベテラン犬はシロに一目置くようになった。その結果、犬ぞりがかなりまっすぐ走れるようになってきたのです。

最終テストの日が来ました。この日も、シロは順調にまっすぐ走ります。しかも、スピードがぐんぐん上がってきた。北村さんは追いつかれそうになり、とうとう雪の上に倒れ込みました。

「もういい、もういいよ。ストップ」

そう声をかけたのですが、シロは倒れた北村さんをチラリと横目で見ただけで、ストップせずに、そのまま通り過ぎます。

「えっ、シロ、大丈夫か」

目標物(北村さん)なしでは、まっすぐ進めないだろう。

そう思ったのですが、なんと、シロは、その後もまっすぐ走っていきます。

シロの才能が花開いた瞬間でした。

風連のクマやアカなど、ケンカ好きのベテラン犬たちが、シロを「第二の先導犬」と認めた瞬間でもありました。

天才先導犬のリキと、若く才能あふれる第二の先導犬シロ。

この二頭がそろったことが、その後、日本の第1次南極観測隊に大きな成果をもたらすことになるのです。

次回は、犬たちの南極での食べ物についてお話しようと思います。このテーマは、のちのち、「タロジロはいったい何を食べて生き抜いたのか」というナゾの解明にもつながります。🤠🤡

(written by Free Dog)(不定期掲載)

【ミニ解説】 日本の南極第1次越冬隊は多くの犬を南極に連れて行った。しかし1年後、2次越冬隊との交代に失敗。結局15頭を鎖につないだまま南極に置き去りにした。全滅したと思われていたが、1年後、なぜかタロとジロの2頭は生きていた。世界中が驚き、「タロジロの奇跡」と言われている。

★このブログを書くにあたり、小学館集英社プロダクションの許諾を得ています。

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